カリキュラム
SST
SST(Social Skills Training)とは「生活技能訓練」または「社会生活技能訓練」と訳され、認知行動療法に基づいたリハビリテーション技法です。
精神に障害を持ったひとが社会で生活していくために、対人関係を良好に維持する技能を身につけ、自信を回復し(QOLを高める)、ストレス対処や問題解決ができるスキルを習得(再発防止)する目的ですが、これらの技法は障害に関わらず全ての人に適応できるものです。
うんどう
障害特性でじっとしているのが苦手なお子様は、座っている療育が精神的負担になることもあります。体を思い切り使うことで、ストレスを発散し、他の子と一緒に取り組むことで協調性が芽生えたり、子ども自身が「できた」という喜びや達成感で自己肯定感を高めることにもつながります。
運動療育は、脳と筋肉の感覚統合を促すものです。運動療育では、脳からの指令で体の筋肉をうまく動かせるようになるプログラムが取り入れられています。たとえば、見本の動きを見て真似をする、音楽を聞きながら動くなど、目と手足、耳と手足などを一緒に動かす体操は、感覚統合に効果的です。
りょういく(ABA・モンテッソーリなど)
応用行動分析(ABA:Applied Behavior Analysis) 環境を変えるとどのように行動が変化するかを分析することで、「強化」「弱化」「消去」の3つの基本原理があります。強化は行動後に良いことが起こるとその行動が増加する、弱化は良くないことが起こると減少するというもの。 消去は、行動後に何も変化がないとその行動が減少することを言います。行動の法則を見出すことで、行動の予測や制御を目指すことが可能になります。
モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。この内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。